ドラマ『リーガルハート』のような私的再建は可能?銀行の反応は?

会社

ドラマ『リーガルハート』第1話に出てくる”私的再建”は実際に可能なのか?

それは、可能です。

なぜ可能なのか? その際の銀行の反応は良いのか?悪いのか?

ではさっそく調べていきます^^


スポンサードリンク

リーガルハートとは?

テレビ東京系列で放送中のドラマ『リーガルハート』は実在する弁護士【村松謙一(むらまつけんいち】さんが書かれた本『いのちの再建弁護士 会社と家族を生き返らせる』を元に制作されたドラマです。

村松弁護士は、倒産寸前に追い込まれた会社に駆けつけ、再建を助ける再生専門の弁護士です。

ドラマで「村越誠一」という役名で反町隆史さんが演じます。

第1話では、倒産に追い込まれた依頼人と会社を救うために”私的再建”という方法がとられます。

私的再建って何?

私的再建とは、裁判所の指図を受けず関係者どうしで話し合い、会社の再建(再生)を目指すことです。

*例えば会社が銀行に20億の負債(借金)があるとします。ですが倒産に追い込まれているので払うことができません。そこで20億を4億まで減らしてもらい、そのかわり必ず会社の経営を上向きにさせるという旨をを銀行に示し、納得してもらいます*

リーガルハート第1話のような私的再建は可能?銀行の反応は?

リーガルハート第1話では、熱海の水産会社が資金繰りに行き詰まり、消費者金融からも借りられず社長が自殺を考えるまで追い詰められた状況の中、上記で書いた*銀行への負債20億を4億まで減らしてもらう*方法を提案し”私的再建”で再生をはかります。

ドラマでは銀行との話し合いが難航したり、大手銀行の嫌がらせが入るなど簡単には進まないのですが村越弁護士の熱意のある行動で社員、銀行が説得され見事再生されていきます。

では、実際には『リーガルハート』みたいな私的再建は可能なのか?

実際には可能です。

理由は銀行側にもメリットがあるためです。

銀行側から見た私的再建のメリット

1.債務会社と金融機関が二人三脚で再計画を立てることができる。

・私的再建の場合は、原則として全債権者の同意が必要なため、事業計画は事細かく計画されます。またタイムリーに多くの情報も入ってきます。

(反対に法的整理になると金融機関は「債権者の一人」という立場になってしまい、債務者との接触も減少されます。)

2.私的再建できちんとした再生計画が立てることができれば、債務者区分が向上する可能性が高いです。

(*債務者区分とは債務者の収益力などから返済能力を判定して区分すること。区分先は正常先・要注意先・破綻懸念先・実質破綻先及び破綻先がある。)

例えば「再生支援協議会」の場合、「中小企業再生支援協議会事業実施基本要領」というルールが定められていて、

①5年以内の債務超過解消

②3年以内の経常黒字化

③実質的な債務超過を解消する年度における有利子負債の対キャッシュフロー比率が10倍以下

というルールがあります。これらの基準を満たす計画を立てることができれば、債務者区分の向上の可能性が高いです。破綻懸念先から要注意先にランクが上がり、引当金の戻り益が出るだけでなく、不良債権比率が改善することが可能となります。

(*再生支援協議会とは、地域の中小企業が元気・活力を取り戻すための事業改善の取り組みを支援する国の公的機関です。)

(*引当金とは、将来の支出に備えてあらかじめ準備しておく見積金額です。)

(*不良債権比率とは、貸したけど予定通りに回収できていないお金や再建のことです。)

これが法的整理だと・・・

債務者区分は破綻先となってしまい、貸倒引当金を最大に積まなければならなくなります。また私的再建に比べ、経済合理性が低くなる傾向があります(民事再生の場合には、10年弁済という弁済期間の縛りもあります。)

他にも銀行側のメリットとしては、

○信用不安・風評被害を抑えられる

○不良債権としての扱いを避けられる

○手続費用が安価ですむ  というメリットがあります。

銀行側からみたデメリットは?

では反対にデメリットは何でしょうか?

1.裁判所などの法的な機関を利用しないため、金融機関から見た場合に透明性に乏しくなります。

2.強制力のない手続であるため、債権者全員の承諾を得られないといけないときに、一部の債権者の反対によって手続が難航する場合があります。この場合は金融機関だけでなく、債務者にとって非常にデメリットになります。

デメリットを解消する方法

○専門家の弁護士に相談依頼する。

誠実に動いてくれる専門弁護士に依頼することで透明性を示すことができ、再建への手続きを進めてもらえます。実際専門の弁護士のホームページは数多くあり、実例を載せているところもあります。理想は『リーガルハート』の村越弁護士のような人が望ましいですね。

まとめ

Q.ドラマ『リーガルハート』のような私的再建は可能?銀行の反応は?という内容を書かせていただきました。

A.リーガルハートの内容のような私的再建は可能です。

・理由は銀行側にもメリットがあり、デメリットも専門弁護士に相談依頼することで透明性を示すことができ手続きを進められるからです。

経営は順調に進めたいですが、もしものときに専門弁護士に頼ることができればとても心強いです。

これからの事業や生活にお役に立てれば幸いです。

最後まで見ていただきありがとうございました♪

スポンサードリンク