本日は「ヒル」を4巻まで読みました。
あらすじ&感想など書かせていただきます。
(多少のネタバレ含みます。)
主人公は「ハコ」という若い女の子です。
ハコは不法に手に入れた他人の家の鍵を持ち歩き、鍵の部屋の主が外出した後に侵入し、つかの間の生活をします。冷蔵庫から飲み物などを拝借、シャワー使う、睡眠をとるなどです。
主が帰ってくるまでに部屋を出て又別の他人の部屋へ入る。
この行動を毎日繰り返しています。
ある日ハコは侵入した部屋で寝ていると、自分と同じ生活をしている「カラ」に見つかってしまいます。カラは若い男の子です。
カラはハコに接触してきました。カラはかつて自殺を図った同級生でした。
カラに「天然のヒルだ」と告げられます。
他人の家に侵入し生活をする者は、いつしか
「ヒル」と呼ばれていました。
その後、ハコはヒルの争いに巻き込まれる度にカラに助けられます。
カラはヒルを辞めるようハコに告げます。
ハコは気持ちにケジメをつける為、一旦実家へ帰りますが他のヒルに殺されかけ、再びカラを探しに戻ります。
カラにハコの死の情報が入ります。
カラは狂気になりヒル刈りを行います。
再び二人は再会を果たします。
カラはヒル刈りをする理由をハコに話します。
二人は次の日にまた会う約束をします。
しかし、他のヒルにハコは襲われ、カラも襲撃に合ってしまいます・・・
続く。
「ヒル」は「古都ことーユキチのことー」,「古都ことーチヒロのことー」を描かれた
今井大輔さんの作品です。「古都こと」とは全く内容の違う、新感覚の現代版ドロップアウト的な話です。
ヒルの生活事態裏社会になりますが、社会の闇にも触れられ過激な場面も登場します。
万が一、昼間にヒルが侵入しているとしたら、戸締まりなど十分用心せねば(^_^;)と思いつつ、主人公たちの今後の行方が気になります。
主人公たちは犯罪者ですが、各、主人公たちの願う幸せな終わり方を期待しています。